04.01.26 先月の野望
 そうそう。毎年、年末になると頭を悩ませていることと言えば、年賀状だけではない。実は、明石家サンタのネタにもここ数年頭を悩ませて続けているのである。笑える不幸ネタを作って一回アレに応募してみたいと思っているのだけど、どうも良いネタが思いつかない。ルールとしては、「不幸であること」、「笑えること」、「捏造しても罪にならないような話であること」の3点なんだけど、それがなかなか難しい。
 まあ、ネタを作らずとも不幸な話があれば、それを出せば良いのだけどね。ただ、わたしの日常がそこまで不幸ではないのが残念である。今年もいくつか考えたのだけど、どれもイマイチで放送電波に乗せられる代物ではなかった。まあ、思いつかなきゃ出さなきゃ良いかと諦めてしまう。毎年そうなのである。なんか一発笑いが取れる不幸ネタってないだろうか。

 そこで、いっそのことバビル二世ネタでもやろうかと思ったのである。といっても、わからない人が多いかもしれない。先月のおまけ日記のネタ話だ。この回の分は日記才人に更新報告をしなかったし、先月はそれしか書かなかった。読んだ人は少なかっただろう。どんな話かというと、まあ過去おまけから先月分を辿って読んで貰えば良いと思う。結構長い。

トゥルルル……、トゥルルル……、ガシャッ

さんま:「もしもしー」
バビル:「あっ、もしもしー」
さんま:「お名前は?」
バビル:「あっ、ええと、その、バビル二世ということでお願いします」
さんま:「どちらにお住まいで?」
バビル:「秘密ということでお願いします」
さんま:「そうでっか。では、どのような不幸で?」
バビル:「聞いてくださいよ。さんまさん。あのですね。最近アメリカがガンガン空爆してきて大変なんですよ」
さんま:「なんですか。それは」
バビル:「なんでもバビルの塔に大量破壊兵器があるとかどうしたとか」
さんま:「ネタは要らんって」
バビル:「いえ、イランでなくてイラクの話なんですが……」
さんま:「ひゃーっ、ほな切るで」
バビル:「あっ、待ってください。さんまさん」
さんま:「なんや」
バビル:「毎日ヒマなもんで、インターネットで暇つぶししているんですが……」
さんま:「ほう」
バビル:「うちのコンピュータが旧式なんで、エッチ画像を表示させようとしても、穴の空いた紙テープが出てくるだけなんですよ」
さんま:「ん?」
バビル:「それでですね。コンピュータでは寂しい気持ちを紛らわすことができないもんで、ロデムを女の子に変身させてエッチしようとしたんですよ」
さんま:「ひゃーっ」
バビル:「そうしたら、ロデムに逃げられてしまいました。しもべにまで逃げられてしまうなんて、ものすごく不幸でしょ」
さんま:「だからネタは要らんて。切るで」
バビル:「ああ、最後に一言」
さんま:「なんや」
バビル:「八木さん。僕のバビル三世を産んでくださーい」

 プツッ……、プー……、プー……、ガシャ(受話器を置いた音)

 うーん。どんなもんだろう。実は、一瞬やってみようと考えたんだけど、ここに載せる前にネタを使ってしまうのもなんなので止めておいた。バビル二世の話は、結構時間がかかってしまったんだなあ。十二月の頭から書き始めて、クリスマスが済んだ頃にようやっと書き終わったのである。時間かけすぎだ。

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04.01.14 つよインク怖い
 毎年頭を悩ませるものに年賀状がある。皆様の期待を裏切ることは許されない。「やっぱり、みやちょの年賀状だなあ」と思わせないとならないのだから大変だ。毎年ご愛読いただいている年賀状読者の期待に応えねば、気がすまないのである。実際には、誰もそれほど期待していないのだろうけど、わたしの気分が許さないのである。
 なにしろ、他人の家に変な葉書を送りつけるのが許されるという年に一度のイベントなのである。もしも、正月以外に変な葉書を送りつけたら、「この人一体どうしたのだろう?」と不審がられることだろう。しかし、正月ならば許される。この機会を失ってしまうと、また一年待たねばならないのである。女の子にとってのバレンタインデーに匹敵するイベントと言えよう。

 そんなわけで、毎年十一月くらいから「さて、今年はどうしたものだろうか」と考えはじめるのである。しかしながら、良い案が浮かんでこない。数分間考えても浮かばなければ、ついつい他のことを考えてしまう。「そのうち画期的なアイディアを思いつくはずさ」、「締め切りまでにはまだ時間があるさ」と。そして考えることを放棄してしまう。
 しかし、考えることを放棄していたら、いつまで経っても決まらない。さりとて、締め切りは確実にやってくるのだ。昨年末は、いつもの年よりもさらに余裕が無かった。結局、中途半端なネタのまま決断しなければならない時がやってきてしまったのである。そんなわけで、今年の年賀状はこんな感じであった。

謹賀新年
年賀状を書こうと思ったのである。ええと、来年の干支は何だっ
け? と資料を調べてみると、なんと「甲」だというではないか。
「甲」ってなんだ? よくわからないが、ヴァンフォーレ甲府の
写真でも貼っておけば良いのだろうか。
まさかそんなはずはない。干支というからには動物であろう。し
かし、「甲」という動物がわからない。カブト。まあいいか。カ
ブトガニの写真でも貼り付けておこう。カブトムシという説も捨
てがたいが、なーに、二分の一の確率だ。しかし、これがサル年
だったら、孫悟空でも日光猿軍団でも適当な素材が色々あるとこ
ろなのになあ。
と思って、もう一度良く見直してみると、「申」だったのである。
うーむ。どうしたものだか。ところで「申」ってなんだろう?


カブトガニの写真


というわけで、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
                  平成16年

 どうも今年は不作であった。自分でもダメダメなのがわかる。インパクトに欠ける。うさぎ年の時はバニーガールの格好をしたから今年はさるスーツでも……と思ったが、そんなのは普通だろう。どうせやるなら、もっと手の込んだものにしなければならない。うま年の時は、PUMAのポスターをパクってUMAにしたのだが、SARUについては良いのが思いつかなかった。技巧に走ることもできなかった。そんなわけで作文っぽくしてみたのだが、文章が短すぎてどうにも伏線を張ったりすることができなかった。これはあまり面白くない。
 そう思っていたのだけど、時間が無かったためこのまま出してしまった。今年は年賀状を止めようかと何度考えたことか。いや、それは失礼に当たるので、無難にまとめたものでも……というわけにはいかないんだなあ。今更普通の年賀状を出す気になれないのである。そんな身体になってしまったのである。
 もし、わたしがネタ年賀状を書くのを止めるとしたら、結婚して子供ができた時くらいだろうか。子供がいれば、何も考えずに子供の写真を載せれば良いだろう。もうそろそろ考えるのに疲れた。誰かわたしの子供を産んで欲しい。

 ってなことを書いていると、ある朝、玄関に身におぼえの無い子供が突っ立っていたりするかもしれないからほどほどにするけど、数日前、今年の年賀状が致命的なミスを犯していることを知ってしまったのである。よく考えたら、今年は甲年で良かったのだ。たしかに干支に関して言えば、今年は「申」なのだけど、十干の方では「甲」なんだなあ。なんだ。合ってるではないか。十干なんてすっかり忘れていた。
 なんていうか、ボケているというか、ボケていないというか、わけのわからないことになってしまったのが、今年の年賀状なのである。無かったことにして欲しいのだが、年賀状の場合はそうもいかないのである。こんなものが後世までに残ってしまうとは恥かしい。来年あたり、そろそろ新しいプリンタを買おうと思っていたが、エプソンだけは止めるかもしれない。

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04.01.05 迎春のいじわる
 なんだろう。いい加減にしないとそろそろ年末で大忙しだなあと思っていたら、既に正月休みが終わってしまった。まったく時間が経つのは早いものだ。1秒間に5秒くらい時間が過ぎているのではなかろうかというくらいに感じる。体感5秒毎秒だ。本当に正月は終わってしまったのか。信じられない。今年中にもう一回くらい正月が来るような気がしてならない。ひょっとすると中国あたりに行けば、一ヵ月後くらいにまた正月が来るのではなかろうかという気がしてくるから不思議である。

 正月の間は、何をしていたのかというと、主にテレビを観ていた。テレビを観ていたら西武冬市のコマーシャルが盛んに流れていた。あれって関東ローカルなのかな。お買い物、お買い物……というやつだ。女の子とおかいものクマ(ぬいぐるみ)が踊っているやつだ。西武百貨店は全国展開しているけど、あまり店舗が無い地域では、コマーシャルをやってないもしれない。もし、知らないという人がいたら、ごめんなさいなのである。
 で、女の子とおかいものクマが踊っている最中にお母さんが「行きますよー」と声をかけると、女の子は「はーい」と言いながら、どこかに行ってしまうのだ。残されたおかいものクマは、所在なげに固まってしまうのである。わたしは、このシーンを見て思わず笑ってしまったのだ。

 というのも、お母さんのセリフが「ミッキーマウスよー」に聞こえてしまったからである。その時のおかいものクマの仕草が「なにっ、ぼくよりもミッキーマウスの方が可愛いっていうのか。やっぱり女の子は有名人に弱いのかよお。オロローン」といった感じに見えて仕方が無かったのである。洒落が効いているなあと。
 聞き間違いでウケてしまうとは、まったく洒落が効いているのは、わたしの耳である。なあ。ミッキーマウスの方がネタとしては面白い。うーん。どうせ聞き間違えるなら、ネタとして面白い方へ変換されてしまうようだ。
 しかし、なんだか本当に「ミッキーマウスよー」と言っているような気がしてきた。聞き直してみると、どっちにも聞こえてくる。はっきりしているようで、いまひとつはっきりしない声なんだなあ。ディズニーに余計なお金を払いたくないから、わざと中間的な喋り方をしていたりして。皆さんは、どっちに聞こえたでしょうか?

 まあ、洒落が効いている耳も人生を数倍楽しむことができるのだから、なかなか便利である。このような耳の持ち主は、わたし一人ではないようだ。なんとニューヨークヤンキース松井秀喜選手も同様の耳を持っているようである。ニュースによると、なんでも石川県根上町で行った交流会での挨拶で「声援が太平洋を越え、1年頑張ることができた。今年も、たくさんの応援を下さい」みたいなことを言ったらしい。それはすごい。(参照

 というか、大迷惑だろう。石川県根上町からニューヨークまで届くといったら、いったいどれだけ大きな声援なのだろうか。電車の騒音は100デシベルくらいだったか。それでも数キロ先まで聞こえるということはない。いや、静かな夜間であれば結構遠くまで届くかな。それでも数十キロはいかないだろう。いったい何デシベルの音を出せば、アメリカまで届くのだろうか。根上町からヤンキースタジアムまでの間は、相当な爆音が鳴り響いたことだろう。
 まあ、聞き間違いだろう。そんなことはありえない。根上町からヤンキースタジアムにまで届くような声援であれば、東京地方にも間違いなく聞こえてくるはずである。しかし、わたしには聞こえなかった。いや、わたしには聞こえなかったけど、松井選手には聞こえたという可能性もある。松井選手の耳が充分に良ければ可能な話だ。なるほど、松井選手は耳が大変敏感であると。

 しかしながら、クリアしなければならない問題がもうひとつある。音は一秒間に約340メートルくらいしか進まないのだ。たとえば国立競技場でサッカー観戦していても、ホーム側とアウェイ側の応援がかなりずれて聞こえる。ホーム側のゴール裏の応援に合わせてアウェイ側のゴール裏で応援しても、ホーム側のゴール裏に応答が返ってくるまで一秒くらいのロスがあるのだ。というわけで、大抵は別々に応援していたりする。国立競技場の観客席が一体となった応援は、なかなかどうして難しいのである。

 これを根上町とヤンキースタジアムで考えると、どうなるだろうか。両者の間は、約1万キロメートルくらい離れているものと思われる。そして、秒速340メートルは時速約1200キロメートルだ。大雑把な計算だが、根上町からの声援は、だいたい8時間遅れでヤンキースタジアムに届くことになる。
 つまり、現地時間で夕方6時開始の試合の場合、初回に送った声援は、試合が終わった後、日付が変わって夜中の2時に聞こえることになる。最終回の声援は、朝方の5時、6時に届くといったところだろうか。普通なら寝ている時間帯に声援が聞こえてくるのだ。これでは松井選手も不眠症になってしまうだろう。それとも寝ていたけど、聞こえていたと言い張るのだろうか。まるで授業中に居眠りをしていた生徒の言い訳のようである。

 などと書いてしまったが、なんていうか重箱の隅をつつくような話だなあ。まあ1月5日ともなれば、おせち料理も残り少なくなっている。重箱の隅をつつくしかないではないか。ということで、新年の挨拶に代えさせていただきます。

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