02.12.27 わたしの好きな場所
 満員電車に乗るならば、扉のそばに立つのが良い。真ん中にいると、慣性の法則による他の乗客の圧力で大変なことになる。足の踏み場が無くて、無理な体勢のまま踏ん張らなくてはならないのだ。しかし、扉のそばならば、その扉の方へ体重をあずければ、とりあえず難を逃れることができる。また真ん中には、下手をするとオヤジどもと向かい合わせの密着状態で気色の悪いことになってしまう危険性がある。しかし、扉のそばならば、扉側を向いていればその危険性も無い。
 それに何といっても本が読みやすいのが良い。本が読めないほど混んでいることもあるが、携帯電話で遊ぶことくらいはできるだろう。そうしていれば痴漢容疑をかけられずに済む。扉のそばは最高だ。いや、本音を言うとシートに座ることの方が最高なのだが、満員電車でそれは贅沢というものだろう。贅沢は席だ。
 わたしに限らず、世間には扉のそばが好きな人が多いようだ。しかし、扉のそばは電車の中でも極一部の箇所に限られている。争奪戦となることもしばしばだ。もし、電車の中の全てが扉のそばならば素晴らしいことなのだが、それは無理なことだろう。JRや私鉄各社の体質を考えると、そのような車両を作る気など到底無さそうに思える。

 扉のそばは争奪戦、と言ってもシート争奪戦よりは静かなものである。勝利の条件は、基本的に一番最後に乗り込むだけである。シートの争奪戦が我先にといった速さを競うものだとしたら、扉のそばの争奪戦は遅さを競うものだからだ。如何に焦らず悠然と行動できるかが勝敗の分かれ目となる。なかなか風流な戦いなのである。
 しかしながら、そういった粋を理解しない輩も多いのが残念だ。たとえば、ホームにいた全員が乗り込んだ後でも、さらに発車のベルが鳴り終わった後でも乗ろうとせず、ドアが閉まる瞬間になって慌てて乗り込んでくるやつだ。あるいは、まだ乗ろうという人が後ろに並んでいるのに、扉の前で立ち止まって円滑な乗降に支障をきたすやつだ。とても優雅な行動とは言えない。
 ましてや、駆け込み乗車をしてくるやつには怒りすらおぼえてしまう。彼らは、争奪戦の終了後、もう扉が閉まるのを待つだけになってから階段を駆け降りてやってくるのだ。基本的にこの争奪戦に参加するつもりが無かったのに扉のそばを確保してしまうのだから、ショックが大きい。「ちゃんと間に合うように余裕を持って家を出てこいよ」と言いたくなってしまうほど怒りを感じてしまうのである。

 さて、その日の帰りのことである、わたしは争奪戦に敗れてしまった。駆け込み乗車の人にやられてしまったのだ。とは言え、シート横のバーにも吊り革につかまることができる位置であった。この位置も悪くは無い。まあ、争奪戦も会心の金メダル獲得とはいかなかったが、まずまずの銅メダル獲得といったところだろうか。つまり、銅賞も無いというほどではなかったのだ。
 そんなつまらないネタはともかく、扉のそばである。扉のそばを勝ち取ったのは、風体の上がらないオヤジであった。しょぼくれたサラリーマンという感じである。うーむ。こんなやつに負けてしまったのか。ガックシである。いや、扉のそば争奪戦に風体は関係無いのだから、ガックシする必要は無いのだけどね。しかし、風体の上がらないオヤジでも良いのだが、ただもう少しビシっとしろよと思ったのだ。

 男は格好なんぞ気にしない。という意見もありだとは思う。うん。オシャレをしろとは言わない。実際わたしもオシャレとはほど遠いやつだ。しかし、汚くしているのは別だろう。たとえば髪の毛である。脂が浮いているどころか、フケがボロボロと混じっているのはなんともはや。かといってホームレスって感じでもないんだなあ。ただ不潔なだけ。
 まあ基本的に他人の目とか気にしない人なのだろう。これは、ある意味満員電車では最強かもしれない。できれば間に他の人を挟みたいような人であった。というか、実はできるだけ離れたかったので、争奪戦から早々に撤退したくらいなのであった。向こうの方からとことこ歩いてきたのを見て、わたしのいる車両に乗ってきそうな予感がしたため、あきらめて早めに乗り込んでしまったのだ。

 他人の目を気にしないというのは、堂々と鼻をほじっているところからもわかる。まあ、鼻の穴がムズムズすることもあるだろう。しかし、普通はそれでも他人から見られるようなところで鼻をほじらないはずだ。鼻がムズムズするならトイレの個室など人目がつかないところでほじっておくものではないか。急にムズムズしたとしても、ちょっと鼻をこする程度でとどめておかないか。それでどうしようもなければテッシュで鼻を嚊んだりしないか。
 しかし、そいつは満員電車の中で鼻をほじっていた。人差し指の第一関節まで入れてグリグリしていた。そして鼻から指を抜くと、そこには粘り気のあるものがついていた。さらにその指をこねていたのだ。おまえはティッシュくらい持ってないのかよ。せめてこねずにティッシュで拭いてくれ。嗚呼、食事中の方には申し訳ない。しかし、わたしも目撃してしまってゲンナリしてしまったのだ。そのゲンナリ感の十分の一くらいでも、他の人にも味あわせたくなってしまったのだ。すまん。

 で、さらにだ。その粘り気を指でこねてたかと思ったら、徐に電車の扉に塗りたくり始めたのだ。ガラスが白く曇った。ガガーン。何をするんじゃい。われ。と文句を言おうと思ったのだけど、逆ギレされて、その指で服の襟でもつかまれた日にはたまったもんじゃない。黙っているより他無かった。ある意味、ボブ・サップよりも最強と言えるやつである。
 しかし、こんなものを目撃してしまったら、最早安心して電車の扉にもたれかかることができなくなってしまったではないか。ましてや満員電車で顔面を押し付けられるなんて想像もしたくないことだ。これで、わたしの好きな場所は、わたしの一番近寄りたくない場所に変わってしまった。

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02.12.18 季節の中で
 先週の月曜日は雪であった。まったく12月、しかもまだ上旬なのに雪が降るなどとは予想だにしていなかった。それにしても今年の気候は読みにくい。どれくらい読みにくいかというと、改行がまったく無く、しかも平仮名なだけで書かれた六法全書(ハイデカー著)くらい読みにくいのである。いや、それはさすがに言いすぎか。まあ、なんだろう。せいぜい吉岡美穂に無言で手渡された『髪のすべてがわかる本』くらいには読みにくいというのが妥当なところかもしれない。

 まったく急に寒くなったからなあ。そういえば10月後半もそうだった。あの時は、夏から秋にならずに突然冬になったような感じがした。そして先週である。あれは冬から夏にならずに突然真冬になったと言っても過言ではないだろう。よく考えると、たいしたことがなさそうな感じの表現だが、とにかく一気に寒くなったのである。
 これは困った。何が困ったかというとコートである。これがまた今年の春に脱いだまま、クリーニングをしていなかったのだ。先々週までは、いくらなんでもコートはまだ早いと思っていたのである。予定では、先週の月曜日くらいにクリーニングに出して、今週くらいから着始めることになっていたのだ。ところがその月曜日に雪が降るのだからたまったもんじゃない。さすがにこの寒さでは、半年以上クリーニングしていなくともコートを着るより他無いだろう。まいったなあ。

 そもそもどうしてクリーニングをしていなかったのだろうか。毎年シーズンが終わるとコートをクリーニングに出すのが、わたしにおける恒例の行事になっている。本来ならば、部屋にはクリーニング済みのコートがかかっているはずなのである。あっ……、思い出した。今年の3月は、めちゃくちゃ暖かかったのだった。平年よりも2週間くらい早く桜が咲いて、4月の第一週に予定されていたまちださくらまつりが中止になってしまう程だったのだ。
 そんなわけだから今年の春はコートを脱ぐのが早かった。「それでも4月頭くらいにまた寒さがぶり返してきたらたまらないなあ」と思って、クリーニングに出さずにそのままハンガーにかけていたのである。4月半ばくらいには、さすがにそろそろクリーニングに出しても良い頃だろうと思ったのだが、忙しくて行きそびれてしまった。そうこうしているうちにゴールデンウィークになってしまった。ゴールデンウィークにコートをクリーニングに出すのは、流行に乗り遅れたみたいでなんとなく気がひける。というわけで、今年は、冬のシーズン前にクリーニングに出すことにしたのであった。

 そうだった。気候が読みにくいというのは、今年の春からのことだったんだなあ。あの時は、冬から春にならずに夏になったといった感じだった。まったく今年はどうなっているのだか。阪神タイガースが優勝していたら、この異常気象も納得がいくところだけど、当たり前のように巨人が優勝したから、異常気象の説明にはならないだろう。
 もしかすると、中島みゆきが原因なのかもしれない。よりによってNHKの紅白歌合戦になんぞ出ようなんて気になるかなあ。のび太が学校から帰ってきて、真っ先に勉強を始めるというのに匹敵するくらいの事態である。わたしが中学生の頃は、中島みゆきが紅白歌合戦に出るなんて今世紀中にはありえない話だと思っていたからなあ。

 それにしても、今年の春はいったいいつ頃までこのコートを着ていたのだろうか。コートのポケットをまさぐると、3月16日付の切符が出てきた。ということは少なくとも3月16日までは着ていたことになる。3月16日は土曜日だ。土曜日に外出した時のものだろう。それが捨てられずにポケットに入っていたということは、たぶん翌週月曜日の18日には、もうコートを着なくなったのだろう。平年より一週間ほど早い。ということは、本来ならば、あと一週間ほど余計に着るはずだったのだ。それならば、あと一週間くらいは着ていても平気だろう。
 という話にはならないか。仮にそうだとしても、冬休みまでは3週間もある。春先の花粉が染み込んだコートをそんなに長くは着ていられない。一刻も早くクリーニングに出さなくては。しかし、その間は何を着れば良いのだろうか。替えのコートは、裾が擦り切れてきたので、去年の春に捨ててしまった。もう一枚だふだふのダウンジャケットもあるけど、あまりにもだふだふである。真冬になってから着たい。いや、もう既に真冬であったか。ええと、わたしが言いたいのは、真冬よりもさらに一段寒い真の真冬になった時に着たいということだ。嗚呼、着るものが無いではないか。

 と思っていたら、今週の月曜からは、うってかわって暖かくなった。これでコートをクリーニングに出すことができる。今週を逃していたら、もう年内はダメかもしれない。中島みゆきが紅白歌合戦に出るようでは、いつまた寒くなるかわからないからなあ。早速クリーニングに出した。
 しかし、今週は妙に暖かすぎる。月曜日の朝、ホームへの階段を上っていると汗ばんでくるほどであった。なんだか真冬から真の真冬にならないうちに春になってしまったようである。なんてことを何度も書いていたら、自分が何を書こうとしているのかわからなくなってきた。

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02.12.16 いない間にいったい何がのその後
 しかしながら、その後もADSLの調子が悪い日が続いたのである。なんとなく重い気がする。試しにブロードバンドスピードテストのページで計測したら、何故か60kbps程度しか出ていなかった。通りで重いわけだ。これではダイアルアップ接続に毛が生えた程度である。うーむ。密かにダイアルアップ接続がアポジカを使用していたのだろう。恐るべしアポジカの効果である。

 いや、決め付けはよくない。アポジカとは限らないではないか。それはともかくADSLである。時間帯によっては200kbps以上出ることもある。それでも遅いのだが、どうにもわたしのところのプロバイダの具合が悪いような気がしてきたのだ。なんでもドルフィンは、平成電電のADSLと組むらしい。というか、既にダイアルアップ接続では組んでいるからなあ。おかげで5月頃だったか、テレホーダイが使えなくなってしまった。わたしはテレホーダイを使っていないので構わないけど、使っている人にとっては迷惑この上ない話である。どうしてそういうことをするかなあ。
 テレホーダイはともかくADSLである。平成電電と組むことになったので、ネットワーク構成の変更工事等でサーバがおかしくなっているとか、あるいはフレッツ用のリソースを減らしたなんてことはないだろうか。なんてことを考えたのである。で、混雑時にはダイアルアップ接続にアポジカを使ったくらいに落ち込んでしまうのではなかろうか。

 なんて思いつつ、しばらく使っていたのだけど、先々週の木曜日のことである。またしてもつながらなくなったのだ。今回は症状がひどかった。前回は数分毎に使えたのだが、今回はワン切りこそかかってこないものの、ほとんどつながる時間が無いという状態になってしまった。しかたがない。113に電話をかけよう。
 というわけで113に電話をかけた。が、留守電だった。とりあえず「なんだか電話がおかしいから調査してくれ」との用件だけを伝えた。その後、一時間ほど待ってみたが症状は改善されなかった。翌朝も改善されなかった。うーん。NTTも仕事が遅いというか、普通の会社だなあ。窓口業務はともかく、トラブルに関しては24時間迅速サポートして欲しい。ライフラインだからね。

 そしてその後、仕事中、11時半過ぎのことである。マイ母から携帯に電話がかかってきた。なんでもNTTの人が来て電話を直していったとのこと。なるほど、朝の出社後、留守番電話を聞いて修理部隊が出動すると、この時間になるということか。しかし、いきなり家に来るとは思ってなかった。交換局側で原因を調べて、その結果を踏まえて家の方を調査するかしないかという話がくるものかと思っていた。まあ、よく考えたら携帯電話の番号を教えてなかったので、連絡の取り様が無かったか。家に直接来るより他無い。一応、交換局側も調べたのだろう。
 マイ母の話によると屋外の電話線が傷ついていたとのことだが、マイ母の話ではどうも要領を得ないんだなあ。なんとなくはわかるんだけど、傷がついていたと言っても、どの辺がどういう状態になっていたか知りたかった。それにしても、電話線に傷がついていたって何が起こったのだろうか。カラスにでもつつかれたとか。空中の電線が傷ついてしまうなんて、ちょっと理由がわからない。

 まあ良いや。とりあえず、これで安心して使えるようになった。一応ブロードバンドスピードテストで計ってみたら、今度は、以前と同じように500kbps以上出るようになった。うーん。プロバイダを疑うとは済まないことをしてしまった。ゴメンね。ドルフィン。
 と言いつつ、そろそろドルフィンは解約しようと思っていたりする。そもそもメールアドレス維持のためだけに入っているようなものだからなあ。ドルフィンの場合、色々あって高くついているのである。新しく安いプランが出てきても、ほとんど内容が同じ古いプランも残っていて、面倒な手続きをしないと切り替えられないのだ。そのまま値下げしてくれれば良いのにセコいというかなんというか。どうして安い料金プランにスムーズに移行できないシステムになっているのだろうか。一応来月いっぱいまではサポートしなくてはならない件があって我慢していたけど、その期限が終わったらきれいさっぱり整理してしまおう。

 というわけで、近いうちにdin.or.jpのメールアドレスは使えなくなってしまうのである。新しいメールアドレスは、miyacho.comのものにしようと思っている。思っているのだけど、何にしようか決めかねていたりするのだ。これが。プロバイダのメールアドレスならば、miyacho@プロバイダのドメイン名で済むから悩まなくて良いのだけど、miyacho.comはそれ自体に「miyacho」が入っているからなあ。○○@miyacho.comで、適当なメールアドレスが思いつかない。
 一応、miyacho.comにはメインのメールアドレスとして、miyacho@miyacho.comというのがあるのだけど、これがまたスパムばかり届くので、毎日メールチェックをするのは鬱陶しい。もっともドルフィンにもスパムが大量にくるけどね。あと、業務用とプライベート用でアカウントを分けておきたいとも思う。そこで新しいアカウントを取ろうと思っているのだ。あまり長いのはイヤだから6文字程度までが良いな。と考えると途端に何も思いつかなくなってしまうのだ。さて、どうしたものか。

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02.12.11 いない間にいったい何が
 なんだか更新の間が空いてしまったなあ。一応この間も日記を書いてはいたのだ。いたのだけど、評論家でもないのに偉そうにくっちゃべっているだけのサッカー話だったので更新しなかった。更新しないまま月が変わったため、結局11月分として過去おまけへ追いやってしまった。サッカーに興味が無いに人には面白くもなんともないからなあ。というか、サッカーに興味がある人でも「うきぃー、おまえは間違っているぅー」なんて言う人もいそうな気がする。まあ、わたしのサッカー話なんぞ「当たるも八卦、当たらずも八卦」くらいのものだと思って読み飛ばしていただきたいものである。

 で、サッカー話を書いていたから更新できなかったのかと言われると、そういうわけでもない。長々書き込んでいるけど、まったく更新できないほどの量は書いていない。では、この間に何をしていたのかというと、まあそれなりにゴソゴソ作業はしていたのであった。具体的にはDVDを焼こうとしていたのである。これがまたなかなか上手くいかないのであった。もう時間ばかりかかってしまうのだ。
 もっともこの作業もエンコードやらライティングやらをしている時間は暇なのである。別に日記が書けない言い訳にはならない。まあ、なんだ。語弊を恐れずに言うと、小人閑居して不善をなしていたというやつだろう。ん。誰だ? わたしのことを「小さいのね。ぷぷ……」なんて言うやつは。あまり自信が無いけど、そんなに小さくはないはずだ。小さいだなんて、とんだ語弊である。

 先々週の月曜日のことである。家に帰ってきてネットにつなごうとしたらつながらなかった。ADSLモデムを見ると、リンクのランプは点灯していた。つながっている。ということは、パソコンの方がおかしくなったのか。と思って、他のパソコンからつないでみようとしたけどつながらなかった。となると、問題はブロードバンドルーターの方か。とりあえず、設定画面を見てみようと思ったが表示できない。はて、もしかするとブロードバンドルーターがいかれたのかな? まさかハッキングされたわけじゃないよなあ。
 わけがわからないけど、とりあえずブロードバンドルーターの電源を入れ直してみた。入れ直してしばらくするとつながった。ブロードバンドルーターの設定画面にも入れる。うーむ。特に異常は無さそうだけどなあ。と思いつつ作業を進めていたら、またつながらなくなった。ADSLモデムを見ると、今度はリンクのランプが何やら点滅していた。リトレーニングである。しばらくするとランプ点灯に変わり使えるようになった。と思ったら、数分経ってまた点滅に変わった。数分毎にこの繰り返しである。どうやらリンクが安定していないようだ。

 こんな状態になったのは久々である。ここ数ヶ月間は、ずっと安定していたのだ。ネットにつながっている合間を見ながら色々見て回っていたのだけど、数分毎に切れるのではイライラしてしまう。最後にはPHSでつないでしまった。こっちの方がよっぽど快適であった。PHSでつないでNTTやプロバイダのサイトで工事・故障情報を確認するが、特に何も書いていなかった。うーん。家だけの問題かなあ。なんとなく、フレッツ・モア対応の工事とかで怪しいことになっているような気がしないでもないが。
 それにしてもADSLっていうのは不安定な技術だなあ。早いところBフレッツに移行したいところである。いずれにしても、ADSLなんてものはいつまでも使っていられない。日本全国FTTH化を推進するのだ。はっ、まさか、NTTがADSLからFTTHに移行を促すために、わざと嫌がらせをしているのではなかろうか。と、その時のことである。突然電話が鳴り始めた。Tellllll……、ぷつ。

 一瞬で切れてしまった。なんだろう。ワン切りか。アナログの固定電話にワン切りをかけてきても意味が無かろうに。そういえば、携帯電話の方にはワン切りがまったくかかってこなくなったなあ。うむ。良いことだ。ワン切り業者のようなのは、早いところいなくなって欲しい。NTTも対応が遅かったなあ。とっとと締め出せば良かったのだ。Tellllll……、ぷつ。

 ん? またか。なんか変だなあ。と思って受話器を上げてみた。ザーザーザー。電話の向こうで雨が降っていた。という話ではない。ひどいノイズなのだ。試しにダイヤルして見たが反応が無かった。携帯電話から電話をかけてみた。通話中になっている。なんだなんだ。いったいどうなっているんだ?
 近所で誰かが不法に出力を上げている無線機を使っている所為で、電話線にノイズがのってしまっているとか。そのノイズのうちたまたま着信信号に似たものを電話機が拾って、ワン切りのようになるとか。しかし、それでも通話中にはならないだろう。そもそも近所中で電話が使えなくなるはずだ。通話中ということは、誰かが電話をかけてきているのだろうか。そして不正なノイズ源となるものを流しているのだろうか。しかし、FAXやモデムの音と違うようだ。ワン切り業者が嫌がらせしているのではなかろうなあ。はっ、まさか嫌がらせでISDNに変更届けを出してしまったとか……

 そんなわけで113に電話しようと思ったが、深夜1時過ぎである。その後、回復したとしてもさらに寝ているはずの時間だ。やめた。まあ、朝になったら直っているかもしれない。昔から風邪を治すには睡眠を充分に取ることが一番と言われているくらいだ。電話の故障と人間の風邪が似たようなものならば、一晩寝れば直っているかもしれない。
 ところが朝になっても直っていなかった。結局、電話の故障と人間の風邪には何の関係もことが証明されてしまった。時間が無いので、そのまま仕事に出かけることにした。ええと、しかし、113にはいつ電話をすれば良いのだろうか。何しろ家に帰ってくるのは夜中なのだ。夜中に113に電話しても修復した頃は寝ている。朝方は電話をしている暇が無い。

 と思いつつ、帰ってきたら電話が使えるようになっていた。うーん。結局、原因不明である。なんだろう。わたしが部屋にいない間に誰かが電話線に悪戯でもしたのではないだろうか。まあ誰かと言っても、わたし以外にわたしの部屋に入るのはマイ母くらいしか考えられない。しかし、わたしにも原因がわからないような悪戯をマイ母にできるはずがないんだなあ。
 もしかすると小人さんだろうか。主人が居眠りしている間に未完成の靴を仕上げてくれるというあの小人さんかもしれない。うーん。そうだったら、わたしが外出している間、代わりに未完成日記を仕上げてしてくれれば良いのに。どうもわたしのところの小人さんは、悪いことしかしないようである。まさに小人閑居して不善をなすというやつである。

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