02.11.20 [サッカー話] 日本−アルゼンチン戦
 ジーコ監督御母堂のご冥福をお祈りします。

 そんなわけで評価不能の試合となってしまった。いまひとつであったジャマイカ戦からどういった修正をするのかというところが見えなくなってしまったのである。直前の練習ではDFの練習を行っていたそうだけど、練習を見ていたのは勿論山本監督代行である。修正方法がジーコ流なのか山本流なのか曖昧である。試合中のラインの高さを見ていると山本流のような気もするけど、4バックということでは本来の山本流とは違ってくるだろう。ジーコ監督の元で練習をしたら、またやり方が変わりそうである。
 試合は0−2で負けたわけだけど、これは山本監督代行の責任と言えない。ジーコ監督から受けた指示に沿った采配を取っていただろうからである。「もしジーコ監督だったら」ということを考えながらの指揮で、ジーコ監督の意図しないようなことを避けていたはずである。もし、山本監督代行が代行でなくて本当の監督であれば、もっと違うことをしていたと思われる。今回の試合で山本監督代行に非難の矛先を向けている人もいるが、その手の人はおそらくアンチ・トルシエだろう。トルシエの影響を少なからず受けている山本監督代行に難癖をつけることで、トルシエ批判をしたいだけとしか思えない。その手の人には未だにトルシエを恐れているのかという感想を抱いてしまう。

 だからと言ってジーコ監督の責任とも言えないだろう。もしジーコ監督があの試合の場にいたら、やはり山本監督代行とは違った指揮を執っているだろうからだ。勝てたとは言わなくとも、果たしてもっと良い試合ができていただろうか。もっとひどい試合になっていただろうか。それは誰にもわからない。そんなわけで評価不能の試合なのである。
 ここは、タイやインドネシアといったアジアの国で構わないので、早期にもう一試合組んで欲しいところである。むしろ、この辺りの国と対戦して今どれくらいのことができるのかを確認したい。普通にやれば問題無く勝てるはずだが、気を抜いて雑になったりすると苦戦すると思われる。本当にジーコ監督の考えが正しいならば、この辺りの国には国内組中心でもきっちり勝てるはずである。強豪国と対戦するのも良いが、まずはパスがつながる相手とやって、いくつかのコンビネーションを創っていきたいところだ。
 それに三都主にはできるだけ早期にプレミアリーグに行かせたいので、代表の試合数は多くしたい。来年の3月からではビザ取得条件である代表戦75%以上出場達成がどんどん遅くなってしまうのである。もちろん三都主だけではない。海外に行ける人は、もっとチャレンジしてほしい。

 試合の方はというと、思いの外攻撃ができて良かったと思う。おそらく中盤のバランスが良かったためだろう。今回は海外組のヒデ、小野、稲本が召集されなかったため、オーソドックスに攻撃的な選手と守備的な選手を二人ずつ組み合わせた形になったことが良かったと思う。やはり色々な人が言っているように黄金のカルテットから中村を外して、守備的な選手を入れるのが一番バランスが良いのではないだろうか。どうしても入れたいというならば中盤を五枚にして守備的な選手を二枚入れた方が良いだろう。
 ただしそれでも、わたしならば俊輔の代わりに三都主を入れるところである。動きのある選手を一人入れた方が崩しやすいし、所属の清水では現在FWをやっているので、シャドーストライカー的な動きも期待できるので、それだけ攻撃の幅が広がるだろう。そのためには3-5-2にして……と書いていくと、トルシエのやっていたこととあまり変わりがなくなってしまうんだなあ。ジーコ監督がこれを受け入れるとは思えない。

 俊輔個人に関しては、ジャマイカ戦よりは良くなったと思う。しかし、ゴールにつながりそうなパスをいくつ出しただろうか。惜しいと言えるようなシュートを何本打てただろうか。相手を崩すような動きができていただろうか。特にこれといったシーンが無かったように思う。そういった見せ場をいくつ作れるかがファンタジスタとしての評価の分かれ道だと思う。
 右サイドでボールをキープしたシーンが見せ場としてダイジェストでも使われていたが、あのシーンでも結局味方へ戻していて得点につながりそうに思えなかった。確かにすごかったが、そこで味方に戻した後にゴールが決まったとしても、それはその後の選手のプレイの選択が良かったという評価にしかならない。あそこまでキープをしなくても、もっと早めに次の展開ができたはずだし、DFを引きつけるにしてももっと外の方に引きつけて中を開けたかったところである。

 小笠原に関しては、スペースを上手く埋めて効果的なプレイをしていたように思う。判断良く捌き、動いていた。大活躍というほどには感じられなかったが、あの状況では仕方が無いだろう。鈴木に関しては上手くなっていた。上手かったけどどうだろう。高原もよくやっていた。決めたかった。ただ、両FW共サイドに流れているシーンが目立った。それ自体はひとつの戦術だと思うので良いのだけど、そればかりになるのはどうだろう。ジーコ戦術ではサイド攻撃をどう考えているのか気になる。
 こういった時、ゴール前に入るのかフォローに行くのか、俊輔の選択になるのだけど、この辺でも実効性のあるものを感じなかった。俊輔がサイドでパス交換でボールをもらった瞬間にロングキックで逆サイドの選手に出し、もらった選手がすかさずシュートなんていうプレイをイメージしてしまうが、そういう意図を感じさせるプレイは見られなかった。俊輔の選択肢にはこういったプレイは無いようである。FWがサイドでキープして相手のマークを振り切ることができたらセンタリングをするというプレイを狙っているように思うが、FWが一枚ではなかなか決まらないだろう。そして俊輔のポジショニングが曖昧になっているように思う。

 基本的にサイド攻撃は、やはりサイドバックからなのだろうか。たしかに今回の名良橋は、前回よりも良かったように思う。しかし、クロスやシュートの精度がいまひとつであった。あれでは得点を期待するのは厳しい。途中から入った山田にしても今ひとつであった。ただし、これからの選手だと思うので期待したいところである。名良橋についてはJリーグの試合でも、あまり精度の良いクロスを上げている印象が無い。伸びしろがどれだけあるかということを考えると首を捻るところである。
 逆サイドの中西に関しては、ほとんど攻撃に上がれなかったようだ。そのために良さを感じることができなかった。上がれなかったのは、逆サイドの名良橋が上がっていたことも原因だろうけど、アルゼンチン相手に上がれるだけの余裕を持てなかったように思える。あれが限界なのかもしれない。アルゼンチンの攻撃は右サイド(日本の左サイド)からの攻撃が多かった。アルゼンチンは、日本の左サイドを穴と見ていたのだろうか、それとも右サイドからの攻撃に自信を持っていたのか。いずれにせよ、サイドバックの選手には他にも人材がいるのではなかろうか。

 攻撃は良いのだけど、今回問題だったのはやはり守備だろう。相手の攻撃が上手かったというよりは、どこを見ているんだという失点であった。後半早々の2失点は、やはり集中力を欠いていた所為だろうか。たしかに速攻を仕掛けられて間に合わなかったというわけでもないのに相手をフリーにしてしまっていたのだから、そのように思える。
 敢えて言わせてもらうと、ベテラン勢も含め、今回選出されたメンバーは、精神力が欠けている選手が多いように思われる。普段の心構えや試合に向けて気合を込めるといった話でなく、試合中のどんな時でも周囲に気を配る冷静さ、つまり集中力である。日本のDFには集中力が足りないといわれていたのは昔からのことである。トルシエ時代にそういうところが多少解消されてきたという印象があったと思いきや、これである。結局克服されていないのかという感想を抱いてしまう。
 精神力だけの所為ではなく、4バックの特性ということもあるだろう。センターが二枚だけでは、どうしても中が薄くなってしまう。相手が二枚で攻めてくると対応しきれない。実際、失点のシーンで中がフリーになったのは、秋田ファーサイドに意識が行った所為だと思われる。こういう時、ファーサイドの選手は、名良橋が下がってケアをするのだと思うのだが、戻りきれていなかった。やはり穴になるだろうか。まあ、この辺は森岡や宮本といった現在怪我をしている選手が戻ってきた時にはっきりするだろう。とりあえず、次にどれだけ修正されているか期待する。

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02.11.16 [サッカー話] FC東京−清水エスパルス
 土曜日は思うところがあってサッカーを観てきた。FC東京対清水エスパルスの試合である。思うところと言っても大層な理由ではなくて、空が晴れていたからである。うん。それが第一条件である。そして第二条件は対戦カードである。清水エスパルスの試合ならば、まあ金を払って観ても良いだろう。
 わたしの場合、Jリーグの試合を観るならば、東京スタジアムか横浜スタジアムになる。もうちょっと足を伸ばせば他にも行けるところはあるけど、一人で観に行くには億劫でちょっと二の足を踏んでしまう。伸ばしたり踏んだり足がややこしいことになっているが、要はこのどちらかのスタジアムでそこそこのカードであって、尚且つ晴れていてようやっと観に行こうという気になるということだ。

 というわけで東京スタジアムである。清水エスパルスのお目当ては三都主である。森岡の復帰はまだかいな。市川、戸田はそんなに悪いのか。というところにも興味があった。あと、アン・ポ……、もといアン・ジョンファンって、本当のところはどうなんだろうというところも見ておきたかった。どうもわたしには良い選手には思えないのだ。ボールをこねすぎで、かつスペースが見えていないタイプの選手のように思えてしまう。ダイジェストだけではなんとも言えないので、実際に見るまでは判断を保留していたかったのだ。ボールの無いところでの動きは、テレビにはなかなか出てこないのである。
 まあアンはともかく、重要なのは市川、戸田、その他代表に抜擢しても良い選手はいるか否かだろう。と思ったら、戸田は出場停止だったのね。うーん。あとFC東京側にもU-21代表の選手がいるし、他にもそろそろフル代表に呼ばれてもおかしくない選手がいるかもしれない。その辺もチェックしておきたかった。

 と書いていると、なんだか清水サポーターみたいに思われるが、今回のわたしは東京サポーターなのであった。このところの清水の体たらくを見ていると腹が立ってしまう。セカンドステージ好調の東京にガツンとやられてしまえと思っていたのだ。しかしながら、結果は2−1で清水の勝ち、ガツンとやられたのは東京の方であった。
 うーむ。バロンの退場が逆に仇となってしまったような気がする。FC東京は、前がかりのサッカーをするには向いていないのかもしれない。それに原博美監督が愛して止まない4-4-2のサッカーって、清水みたいなスピードのあるチームに弱そうだからなあ。加茂時代の日本代表がスピードのある中東のチームに苦戦していたのを思い出す。選手と戦術が合ってないのかもしれない。

 さて、あまり良い写真が撮れなかったのだけど、三都主とアンジョンファンのドリブルシーンを比較のために載せてみた。ムービーの方は特に意味が無いけど、まあおまけということで。

写真とムービー

 改めて連続写真を見ると、三都主のドリブルには惚れ惚れしてしまう。身体の使い方、相手選手の動きの読み、速さとキレ、これらが高いレベルにある。三都主がボールを持つとチャンスになるので見ていて楽しい。対してアン・ジョンファンはというと、どうもよろしくない。1シーンだけを取り上げていうのも何だけど、あっさり取られてしまうシーンが何度もあった。速さが足りないのだろう。JレベルのDFならば、ファールを恐れずに足を出せばカットできてしまう。ただし、この日は1ゴール、1アシストということでなかなかの活躍をしたし、良い場面もいくつかあった。以前よりはこね過ぎというシーンが少なかったので、改善されてきているようである。

 もっとも前半の得点シーンは見ていないのであった。アン・ジョンファンの印象が悪いのは、その所為かもしれない。遅刻である。コンビニでつまみを買ったりして、会場に着いたのは前半20分くらい。ビールとつまみの用意をしていたら、いつの間にかバロンが退場していた。まだ試合に集中する前だったので気がつかなかった。
 うーむ。バックスタンドにしたのは失敗だったなあ。飛田給方面から来てバックスタンドまで回り込むのに結構時間がかかってしまった。しかも、この日はバックスタンドが一番混んでいた。全体の入場者数は24735人ってところなんだけど、バックスタンドだけはほぼ満員で、空いている席を探すのにも時間がかかってしまったのだ。結局、上の方の遠い席になってしまった。写真も小さくなってしまった。
 ちなみにチケット代は3500円である。対戦カードによってはもっと安くなることを考えると、3500円は高く感じてしまう。どうせならば指定席にしておけば良かったか。じゃなかったら自由席でも良かった。上段なら自由席も結構空いていたのに。



 FC東京は結構人気があるなあ。ちょっと舐めていたかもしれない。飛田給周辺はFC東京でいっぱいという感じであった。東京スタジアムはヴェルディもホームなんだけどなあ。いや、まあヴェルディ関係も多少はあったけどね。調布市民にはあまり受け入れられていないような気がする。駅前のマクドナルドでは、何故か店員さんがFC東京のユニフォームを着ているんだなあ。一瞬、ap/pmかと思ってしまった。ヴェルディの試合の時はどうしているんだろう。東京ダービーの時は?



 という話はともかく、この試合は20日に行われるアルゼンチン戦を見るのに参考になった。ジーコ式4-4-2のDFは、アルゼンチン相手にどう対処するか。好調の三都主はアルゼンチン相手にどれだけ通用するかといったところである。

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02.11.13 面白インド
 常々インドって面白いなあと思っている。何が面白いのかというと、ヒンドゥや仏教といった宗教、ゼロを生み出した数学、無理な姿勢で健康になるヨガ……等々、インドには色々ある。しかし、なんといってもインドそのものが一番面白いと思うのだ。「インド」と聞くと噴出さずにはいられなくなる。ああ、どうしてインドはこんなにも面白いのだろうか。

 あっ、いや、インドそのものが面白いとは説明不足だったかもしれない。わたしが言いたいのは、「インド」という言葉の響きが面白いということだ。たとえば、「アメリカ人」とか「イギリス人」とか聞いても面白くもなんともない。しかし、「インド人」と聞くとなんだか笑みを浮かべてしまう。「インド」というのは、その音の響きだけでポジションが決まってしまうようだ。インドの人にとっては不本意だと思う。インドの人には大変申し訳ないのだが、こればかりはどうしようもない。
 もっと顕著なのが「インドメタシン」である。世間には塩化リゾチウムやらジンクピリチオンやらグリチルリチン酸ジカリウムやら、得体の知れない物質が配合されている商品が色々とある。しかし、大概は「おぼえにくい名前で騙そうとしているのではないか」と思うだけだ。そこまでの悪意が感じられなくとも、せいぜい「へえ」としか思わない。ところが「インドメタシン」だけは印象が違う。効きそうな気はあまりしないが、一生忘れそうもない成分であることだけは確かだ。「オーストラリアメタシン」や「ウルグアイメタシン」では、こうもいかないだろう。

 かように「インド」という単語は韻律が非常に宜しいのである。このような国名を持つ国は、他にはなかなか見当たらない。そこでわたしは、韻律の面白さを表す単位を韻度と呼ぶことを提唱したい。インドを1.0韻度だとすると、ドイツやユーゴスラビアなどは、0.1韻度にも満たないだろう。フランスやオランダなら0.1韻度を与えても良いかもしれない。スウェーデンなんかは、デンの辺りが良い線いっているかもしれないが、スウェーの部分が格好良すぎるので、あまり高得点を与えられない。0.2韻度くらいだろう。どうもヨーロッパの国々には不利なようだ。
 他の地域を探してみると、たとえばトンガやコンゴなんかはインドと似ているので高い点数を与えられそうだが、タ行やカ行とガ行の組み合わせにはインドほどの力が感じられない。これらは0.3韻度くらいだろう。その他、グァテマラ、ガボン、ウガンダ、ジンバブエ、ブルンジ、ルワンダ、スーダン、オマーン、ミャンマー、ブータンなんかには高得点を与えても良いと思う。特にブータンはなかなか良い。
 しかしながら、インドには組み合わせて使うと効果倍増という力がある。たとえば、「まんじゅう」をつけてみると良いだろう。「ブータンまんじゅう」と「インドまんじゅう」では後者の方が数倍韻度が高い。残念ながらブータンをもってしても、0.6韻度が妥当なところだろうか。

 うーん。わたしの勝手な感覚だけで話を進めるには、そろそろ無理がありそうだ。しかしながら、こんな話をしたのには理由がある。なんでも今後印度カレーはダメになりそうだとのことなのだ。WTOだったかなんだかで、今後産地が当該国ではない場合、国名を付加した商品名はダメだという決まりが合意に至りそうとのことである。ブルガリアヨーグルトなども同様にダメになるそうである。まあ、たしかに印度カレーは、本場インドのカレーとは似ても似つかないので、その名前はふさわしくなさそうだ。
 もっとも滅多に食べないので、印度カレー自体は無くなっても構わない。うん。わたしは印度カレーよりもジャワカレーの方が好きだ。って、ジャワカレーもダメなのか。ということは、Javascriptもダメなのか。もっともポップアップの広告がうざったいので、むしろなくなる方がありがたい。って、Javascriptは食品じゃないから関係ないのか。ちぇ。それにしても、この問題ではジャワカレーの影が薄いなあ。ジャワカレーの方が売れていると思うのだが、印度カレーの名前が一番最初に出てきてしまうほど、インドの韻度が強力だということだろうか。

 という話はともかく、接頭辞にインドが使えなくなるのは勿体無い話である。インドの力は絶大なのだ。たとえば、インドラーメン、インド餃子、インド春巻き、インドバーガー、インドオムレツ、インドステーキ、インドサラダ……、味はともかくどれも韻度が高い。食品関係だけに限った話ではない。インドパソコン、インドマウス、インドケータイ、インドディスプレイ……、やはり韻度が高い。人名に至っては、インド太郎、インド清、インド和男、インド愛子、インドさやか、インド真紀……、もう最強である。各自、自分の名前にインドをつけてみるといい。大抵の名前であれば、なかなか優秀な韻度が得られるはずだ。

 そんなインドも昔は、テンジクと呼ばれていたんだなあ。天竺。もし、今でも天竺だったらインドほどの地位は得られなかったに違いない。天竺カレーでは普通の感銘しか受けないからなあ。そもそも天竺はシンドゥが訛ったもので、他にはシンドクなんていう言い方もあるとのことだ。漢字で書くと身毒である。司馬遼太郎の小説に「身毒人は云々」なんていう記述が出てきて、一瞬何のことだろうと思った。
 しかし、身毒人と呼ぶのはひどい話だと思う。わたしもここまで散々インドの人に怒られそうなことを書いてきたが、さすがに身毒人という字を当てるのはあんまりではないか。ちょっと身の毒だと思う。いや気の毒か。
 それはともかく、もし印度カレーが身毒カレーだったら、どんなことになっていただろう。身に毒のカレーだなんて誰も食べてくれそうにない。身毒カレーなんてものを発売していたら、今頃日本におけるハウス食品の立場は無かったかもしれない。あるいは本社が和歌山だったかもしれない。

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02.11.08 続々・かわいいとは何だろうか
 うん、まあ、なんだ。実はあの話にはまだ続きがあったのだ。というか、あれから何気に考えてみたのである。で、とりあえず描いていたみたので、話の続きを書いてみたくなっただけのことである。

 なんでも点が三つあれば人の顔に見えるそうだ。天井の染みが人の顔に見えるのはそれだ。心霊写真も大半がそれである。わたしとしてはシンプルを心がけたいところだから、点を三つ描いておけば良いだろう。と言いたいところだが、天井の染みや心霊写真をマスコットにするのも何である。まあ、まずはあまり考えないでおこう。とりあえず、口が点なのはいまひとつなので、横棒くらいにはしておこう。
 そういえば、手塚治虫のマンガの描き方によると、子供を表現するには目の位置を中心より下におくと良いとのことであった。ふむふむ。たしかにかわいらしくなるような気がする。これは採用したいところだ。



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 次に輪郭である。点が三つあれば良いと言えども、人面疽ではないのだから輪郭を描かないわけにはいかないだろう。上の図では、とりあえず○にしてみたが、ただの○では寂しい。だからといって▽や□ではあまりかわいくない。どうも硬くて手触りが悪そうである。やはり基本は曲線だ。楕円という手もあるのだが、ここは円に近いひょうたん型を採用してみようと思う。
 ひょうたん型には二種類ある。上が大きいひょうたんと下が大きいひょうたんだ。ここは上を大きくしたいところである。上記で目を中心より下におくと良いと書いたけど、それはおでこを強調しているからではないだろうか。子供はおでこが広いからかわいいのだと思う。「猫の額と言うくらいだが、ならば猫はどうして可愛いのだろうか」という疑問もあるのだが、ここは人妻おいておく。もとい、ひとまずおいておくだ。いずれにしても、ひょうたんの下が大きいキャラクタには、かわいくないものが多い気がする。たとえば、ガキデカ、ガリガリ君、いなかっぺ大将、ちょボラ、小林亜星、……ね?



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 ひょうたん型は、機械的には描けないのでフリーハンドで適当に描いてみた。全て機械的に描いてしまうのもなんだし、そもそもフリーハンドの部分が無いと味が出ないだろう。もうちょっと丁寧に描けばきれいな線になるのだろうけど、今はそんな時間をかけていられない。とりあえず、イメージとしてはこんなものである。

 次は各パーツである。中でも一番重要なのは目だろう。「目は口ほどにモノを言い」というくらいだ。目が無いキャラクタはほとんどいない。無いのは目玉おやじくらいではなかろうか。いや、あれはありでいいのか。あと前髪が長すぎて隠れている場合もあるが、隠れているだけである。基本的に目は欠かせないものだろう。しかしながら目には色々流儀ある。・もあれば、○もある。のもあれば、−というのもある。これは迷うところだ。



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 ここは大きめの・にしたい。描くのが簡単だからということもあるが、一番の理由は「目は口ほどにモノを言う」からである。その時の表情によって使い分けたいのだ。白目をむいて驚くとか、三白眼で怒るとか、∩でニッコリとか、∪で寝ているとか、∋で目を瞑っているとか、使い分けると良いと思うのだ。つまり、デフォルトの状態が大きめの・ということである。ただしアップにした時は、簡単な星を入れて潤ませたい。

 口はどうだろう。「目は口ほどにモノを言い」というくらいだから、口も目ほどにモノを言うのである。口については存在しないキャラクタもあるけど、わたしのところでは喋らせたいのでやはり必要である。特異な例として、口が×になっているキャラクタもあるが、×では喋られそうにない。口を開けたら恐ろしいことになりそうだ。
 まあ今更奇を衒うのもなんだろう。そんなわけで、色々使い分けることにする。へ、∪、O、口……、色々あるだろう。しかし、デフォルトを横棒一本にするとなんとなく動物に見えない。人というかωというか、あの形が良いような気がする。目と口のパーツ以外はあまり重要とは思えない。対象となる動物と特徴に合わせれば良いだろう。

 さて、あとは動物化するまでである。これはどうにでもなる。とりあえずニッコリバージョンを猫化してみた。猫化するのは簡単だ。猫化するには三角形の耳とひげをつければ良い。あと手足は二頭身になるように適当につけてみた。もうちょっと丁寧に描けばきれいな線になると思うけど、まあ時間が無いということで。



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 表情の方もいくつか作ってみた。これはいくらでもバリエーションがある。足りないものは、その時に考えれば良いだろう。



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 うーん。しかし、どこかで見たことがあるようなキャラクタだなあ。何にそっくりだとは言えないものの、どこかにありそうな気がする。もう少しオリジナリティが欲しいところだ。オリジナリティを出そうと思って、一応額の辺りに前髪のつもりの三本線を入れてみたのだが、焼け石に水のような気がする。まあ、普通に漫画でよく使われる処理法を用いているのが問題かもしれない。

 それよりもさらに深刻なのは、対象となる動物を何にするかだ。これがもう全然思い浮かばない。対象となる動物さえ決まれば、特徴的なパーツを埋め込むだけだから、もうなんとでもなるんだけどなあ。
 ちなみにうさぎ化の場合は、長い耳とひげをつければ良い。ぶた化は、折れた耳とコンセントの鼻だろう。犬化は難しいかもしれない。なぜならば、犬には種類が色々あって特に耳の形が様々だからである。ここは垂れた大きめの耳にしてみた。鼻のあたりは少し前に出た感じが良いかもしれない。種類が不明な犬になってしまったけど、わたしには犬に見えるからこれで良い。ライオン化は、猫化にしたキャラクタにたてがみをつけるだけで良い。たてがみの無いライオンは、最早ただの猫にしか見えないからなあ。ただし、ここはバランスを取って耳を短くしてみた。



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 ん? 子供のライオンにはたてがみが無かったか。

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02.11.05 電波味のビール
 昨日はナビスコ杯を観に行ってきた。テレビで観た人も多いと思う。フジテレビが妙に力んでいたからなあ。何しろ休日の昼間は観られる番組が少ない。いや、それは平日の昼間の方がひどいか。昨日は月曜日ということもあって、余計に悲惨な状態だったと思われる。なんというか、もう少し手がありそうな気がするんだがなあ。そんなわけで、ついつい観てしまった人も多いだろう。

 テレビを観ていた人はわかるだろうけど、昨日の会場の盛り上がりはすごかった。スタンドは、赤赤赤の一色であった。亦亦亦の一色よりもマシだとは言え、それはもう大変な騒ぎであった。スタンドをざっと観ても赤くない人はほとんどいない。アントラーズもレッズもチームカラーが赤だからなあ。もっともアントラーズはともかく、レッズは赤くないと困るのだが。赤くないレッズは、最早レッズでない。



 試合の方は、小笠原の絶妙なアシストにより1−0でアントラーズが勝利した。うーん。つまらないなあ。わたしは今回に限ってレッズファンだったのだ。というのも、福田には一度くらいタイトルを取らせてあげたかったからである。アントラーズの人達もたまには譲っても良かろうに。なんでもドーハ組の中で一度もJリーグのタイトルを獲ったことがないのは、福田だけだというのだ。ええと、そうだったっけ?
 同じ思いのレッズサポーターが大挙して訪れたのだろう。ナビスコ杯とは思えないほどの満員であった。アントラーズサポーターだけではここまで満員にはならなかっただろう。レッズサポーターに取っては一大事なのである。競技場内の売店は、試合開始前から弁当が売り切れている始末である。わたしは腹が減って仕方が無かった。もしかすると最初から用意してなかったのかもしれない。ナビスコ杯だからなあ。弁当食うなら菓子を食えということか。嗚呼、ナビスコはなんてあくどい商売をするんだろう。
 と言いたいところだけど、そうでもなかった。会場に入る時、一人一人にお土産の袋を配っていたのである。その中にはチップスターとオレオが入っていた。オレオはとりあえず持ち帰ったが、チップスターはビールのつまみとして早速活用させていただいた。S席4千円のチケットなのにこんなにいただいてしまうとは、実は太っ腹かもしれない。いや、ブロック指定のさらに安い席の人にも平等に配っていたのだから太っ腹なのは間違いない。

 試合を観て思ったのは、「なんて点が入らない試合なんだ」ということである。まあ、1−0の試合は普通にあるものだけど、そういうのとは違ってゴール前のチャンスは何度もあったのだ。しかし、ここまで点が入らないと、何がどうなれば点が入るのか想像できなくなってしまう。最後の方には「これはチャンスだけど、たぶん決まらないんだろうなあ」なんて思いつつ観てしまった。それにしても、まさか井原が決めるとは。
 レッズはカウンター以外にも得点パターンが欲しいところである。福田がFKとCKを蹴っていたけど、どうも点が入るように思えないんだなあ。直接入ることも無さそうだし、ヘディングに強いタイプがいるわけでもないのだから、もう少しバリエーションを増やした方が良いと思う。あ、そのために室井を入れたんだっけ。でも、それほど効果的だと思えなかったなあ。ディフェンダー同士の交代だと思っていた。
 アントラーズはもっと重症である。キーパーと一対一になるほどのチャンスが何度もあったのにことごとく外れるのだ。特に柳沢については頭が痛い。あんなに上手いフォワードはそうそういないと思うが、あんなに決まらないフォワードもそうそういないだろう。今シーズンのリーグ戦ではまだ6得点だったか。しかも、前節のコンサドーレ戦までは4得点だったのだから、レギュラーのフォワードなのかと。アントラーズは、よくここまで勝ってきているものだと感心してしまう。

今シーズンのアントラーズ

 うーん。ミッドフィルダーからディフェンダーから満遍なく取っているということか。よく考えると、日本代表もそんな感じであった。しかし、昨日は柳沢だけじゃなかったからなあ。エウレルも小笠原も外していた。せめてゴールの枠に入れようよ。唯一の得点だって、本当は枠に入ってなかったものだしなあ。

 チップスターを食べていたら、ちょっと良いプレイがあったので拍手をしてしまった。軽く拍手をしたつもりだったのだけど、その衝撃でチップスターをバラ撒いてしまった。バラバラとバラ撒いてしまったのだ。足元がイモだらけである。これを歌にすると、変なところにイモがあるというやつだ。うーん。しょうがない。拾っておくか。
 と、下を向いた瞬間である。胸ポケットから携帯電話がするりと滑り落ちた。そして、丁度足元に置いていたビールの入った紙コップの中にすっぽり収まったのだ。ぽちゃん。それはもう見事に紙コップの枠を捉えたのである。試合の方はゴールが決まらないというのに、こんなところでファインゴールをしなくてもいいではないか。柳沢も見習ってほしいくらいであった。

 まあ、慌てて取り出したので、携帯は無事だったけどね。一瞬冷や汗をかいてしまった。こんなアホなことで携帯を壊したら泣くに泣けない。それで、ビールの方はどうしたかというと、とりあえず飲んだ。だってビールの売り子がまったく来そうもなかったのだ。飲むものが無くて背に腹を代えられない状態だったのだ。携帯電話を漬け込んだビールは、ちょっぴり電波の味がした。かどうかは知らないが、なんだか汚ない話である。

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