第87回 98.04.27くらい 『日本電波系日記』

 頭の中から神の声が聞こえた。

 わたしは、ニヤニヤしていると言われることが多い。しかし、ニヤニヤしていると言われるのは心外である。本人としては、ニコニコしているつもりなのだ。
 まあ、ニヤニヤでもニコニコでもいい。しかめっ面をしないだけマシというものだ。わたしは、黙っているとしかめっ面になってしまう。元々そういう顔なのだ。これでは「みやちょは恐い」なんて風評を立てられてしまうではないか。誰も寄り付かなくなるとちと困る。

 そんなわけで、できるだけニコニコしていたいのだが、そんな気分になれない時もあるのだ。そういった時、役に立つのが思い出し笑いだ。
 自分の人生の中で一番恥ずかしかったことを思い出してみるのである。あるいは、くだらないネタを考えるなんていうこともする。あまりのくだらなさに思わず口元が緩んでしまう。ただし、あまりヒットしてしまうと声を出して笑ってしまうのが難点だ。適度なネタにしておかないとならない。

 世間によると、思い出し笑いをする人は、エッチな人だそうだ。ああそうだ。わたしは、確かにエッチである。ネタが思い浮かばない時は、エッチなことを考えたりもする。ああ、そうか。そういう時なんだな。ニヤニヤしているというのは。たしかに、ニヤニヤかもしれない。
 エッチなことでもくだらないネタでも、考えている時に気になるのは、近くにエスパーがいるのではないかということだ。こんな時、エスパーにわたしの頭の中を覗かれたらイヤだなあと思うのだ。

 今朝のことである。

 電車の中で、ちょっとしたネタを思い付いた。ネタの方は、いずれみや千代日記で使わせていただくのでここには書かないが、これが結構面白かったのだ。その時だ。突然どこからかプッと吹き出す声が聞こえたのだ。ん……? まさかね。思い直して更にそのネタの発展系を考えた。

 プッ、プッ、プッ……

 確かに聞いた。しかも3人もだ。まさかホントにエスパーがいるとは思わなかった。世の中には、結構エスパーっているものなのね。いやいや、そう考えるのは早計である。単なる偶然かもしれない。単なる偶然なのに「あなたはエスパーですね」なんて声をかけたら恥をかくというもんだ。変なヤツと思われてしまう。そこで一計案じた。

「ああ、もし君がエスパーだったら、ちと頭を掻いてくれないか?」
と、考えたのである。もし、わたしの頭の中を覗かれているのなら、このことも読み取って答えてくれるはずだろう。

 すると、どうしたことだろう。わたしの周りにいた30〜40人くらいの人が一斉に頭を掻いているのだ。わっ、わっ、わっ!!

 エスパーって、そんなにいるもんだったのか。今の今まで知らなかった。ということはだ。エッチなことを考えていた時も、実は結構知られていたのね。いやん。
 いやんはいいとして、ということはだ。さっきのネタは、30人中、3人にしかウケなかったのか。自分では結構面白いネタだと思ったのになあ。すっかり自信を無くしてしまった。まだまだ修行が足りん。

 ところで、あれかな。エスパーってのは、人の頭の中を覗くことしかできないのだろうか。というか、向こうの方からわたしの頭の中に情報を送り込むことはできないものだろうか。気になるところだ。だって、頭の中を覗かれたのなら、その反応が欲しいところだからねえ。感想を聞いてみたいもんだ。まあ、気になりながらも先ほどのネタを続けることにした。エッチなネタでもないしね。これくらいなら読まれてもいいや。そして、そのネタのオチまで決まった。

 すると、その瞬間、頭の中に大量の何かが飛び込んできた。何がなんだかわからない。Form posted from Mozilla………? その後に続くものを解読してみると、

 読んだよ。読んだよ。読んだよ。読んだよ。読んだよ。読んだよ……

 なるほど。半分は義理かな。でも、あまり連打されると大変だな。しかし、どうせなら、vote-182の方もお願いしますというもんだ。

 というわけで、今日の分はおしまいだ。では、また会う日まで。


 ↑これは日記猿人のなんたらボタンである。

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