第1回 96.08.22くらい 『カイワレを食す』

 いやあ。なんだかんだ言って、まだまだ暑いですね。あんまり暑くて、仕事も勉強も捗らないという君に、わたしからいいことを教えよう。それは、なんといっても喉元を過ぎることだ。喉元を過ぎたらアツさなんて忘れるって昔の人も言ってたし、ここはひとつ君も喉元を過ぎてみよう。

 なんか日記の文体じゃないね。人に語りかけるような文体ってさ。まあ、いいんだけどね。ところで、先週の土曜日のことなんだけど、いや日記なんだから先週の話を書くのも気がヒケるんだが、それはいいとして、実はカイワレを食べたんだ。

 まあ、なんといっても夏はカイワレだよね。清少納言がなんと言おうと、夏はカイワレだ。もっとも、清少納言の時代には、カイワレが無かったからしょうがないんだけど、きっと平安時代にカイワレがあったら清少納言も「夏はカイワレ」なんて言ってていたに違いないよね。平安時代にカイワレが無くて、清少納言もホント可哀相だよね。

 そうそう、せっかくカイワレの夏だというのに、今年の夏はカイワレがなかなか手に入らなくて大変だったんだ。なんかあったのかな? 噂では、今年はカイワレブームで、売れに売れまくったから無くなったなんて言う人もいたけど、ホントかなあ。開店前からスーパーの前で並んでないと手に入らないとか、整理券を配っているとか、やっとの思いで買った小学生からカツアゲしている高校生がいるって聞いたぞ。カイワレもスゴイ人気だね。カイワレ業者もホクホクというもんだ。

 そのカイワレを先週の金曜日に手に入れたんだ。先週というところが、スゴイと思わないかい? 今週あたりは、もう季節じゃなくなってきて、結構手に入りやすくなってきてるみたいだ。何処だかでも配っていたみたいだしね。ちなみに、わたしが買ったのは、相鉄ローゼンの成瀬店だ。結構、勇気あるね。

 そういうわけで、やっとの思いで買ったカイワレだから、その日は我慢して、次の日に食べたんだ。すぐ食べたんじゃつまんないよ。その晩、思わず抱いて寝てしまったんだ。一晩抱いて寝たおかげで、ちょうどいい塩梅で美味しかったよ。ホント。あんまり美味しくて、1日で消費するのがもったいないから、ちゃん分けて、次の日も堪能したんだ。ホントは、カイワレってなんだかメインになりにくい食材だから、あまり料理が思い浮かばなかったからだけどね。


 もし、わたしが「料理の鉄人」に出演することになって、テーマがカイワレだったら、困るだろうなあ。全然、勝ち目がなさそうだ。それなら、他の食材だったら勝てるのかと言われると困ってしまう。勝てると言ったら出演依頼が来そうだし、勝てないといったらナメられるしね。ええと、別にナメられてもいいのか。

 まあ、相鉄ローゼンも勇気あるけど、わたしも勇気あるよね。日本カイワレ協会から、表彰状を送られてもいいんじゃないかと思うよ。まったく。ついでに副賞として、カイワレ1年分だったら嬉しいけどね。白いギターとGパンではないことだけは確かだ。まあ、副賞のことは考えてもしょうがないけどね。

 ところで関係無いけど厚生大臣って、そろそろ替え時かも知れないと思うんだ。そこで、今度は是非とも女性になってほしいんだ。そうすると、やっぱり「女子厚生大臣」って呼ぶんだろうなあ。女子高生大臣。「O−157って超MMっ。でも、80度以上で1分間熱を加えれば、チョベリグよ。」とか言ったりすると、よろしいと思う。うん。良くないか。

 というワケで、今日の分はおしまいだ。では、また会う日まで。

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